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努力が継続できないのが吃音治療の1つの壁

吃音
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 吃音治療において、何が最大の障壁になっているのでしょうか?

 僕が吃音治療を始めて思ったことやリサーチをして調べたことを元に紹介します。僕が吃音治療で障壁となっているのはこの3つだと感じています。

  • 吃音治療の方法をそもそも知らないこと
  • 吃音治療に確信がもてないこと
  • 成果がでるまで継続ができないこと

 この3つが障壁になっていると思います。今回はこの中でも3つ目の「成果がでるまで継続ができないこと」を解消するヒントになるものを紹介します。

吃音治療はどのくらいの期間が必要?

 吃音治療はどのくらいで成果がでるのか?これは吃音で悩む人なら、かなり気になる問題だと思います。

 この答えは正確にはありません。ただ、僕の経験や吃音治療の論文と見た限りの傾向としては、毎日訓練をして3か月、訓練をしない時期があったりすると6か月~1年という期間に必要になります。

 吃音治療は徐々に吃音頻度が減ってくるものなので、成果を実感し始めると訓練をすることが苦にならず、逆に、積極的に訓練を始める可能性も高くなります。

 でも、初めはたくさん訓練をしても成果がでずに、いつの間にかやめてしまう人が大半なのだと思います。

 これは何も「吃音治療」に限りません。例えば、「ダイエット」も同じだと言えます。ダイエット方法はみんな知っている。でも、継続ができないという問題があります。

 そこで今回はダイエットの事例を参考に「成果がでない初期でも継続をする方法」を紹介します。

継続して努力できる環境づくり
成功率8倍になる

 この実験はアメリカのベイラー医科大学で行われたダイエットに関する研究になります。(引用はこちら

■ 実験内容

研究チームは参加者を無作為に、独力でダイエットに取り組む群(独力群、147人)と、グループ療法に参加する群(グループ群、145人)に分けた。

 独力群には、食事療法と運動療法に関する基本的な情報を解説した冊子を提供し、公共図書館などで利用できる文献リストや、無料で利用できるウェブサイト、電話相談の番号などを記した資料を渡した。

 一方、グループ群には、インターネットで利用できるダイエット支援サービスにアクセスしてもらい、食事や運動、体重などを毎日記録してもらった。

 どれだけ減量が進展しているかによって、電子メールなどでアドバイスを週に1回受けられるようにした。また、減量に取り組む人々が参加し、相互に情報交換ができるインターネット サービスを利用してもらい、ミーティングにも月に1回参加してもらった。

■ 実験結果

 その結果、3ヵ月後の体重の平均減少量は、独力群では0.8kgだったのに対し、グループ群では3.9kgだった。

 6ヵ月後には差はさらに拡大し、独力群では0.6kgだったのに対し、グループ群では4.6kgになった。6ヵ月後に体重を5%減少するのに成功した割合は、グループ群は独力群の8倍に上った。

 半年で8倍も成果がでるのはスゴいですよね。でも、これだけ差がでる理由もわかります。自分と同じ悩みをもっていて、その人達とコミュニケーションをとって一緒に頑張っている人がいるのはいいですよね!

 吃音治療も同じです。むしろ、ダイエットよりも少数派なので、同じ悩みをもっている人は少ないと思います。その中で独りで頑張るというのは、気持ち的にもつらい場面が多いと思いますし、データ的にも上手くいかないという結果がでています。

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