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吃音で上手く話せないことに自己嫌悪するのは最悪である理由

吃音
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 吃音に一度悩み始めると、1日中吃音で頭がいっぱいになることはよくあります。そんな時に、どう解釈をするべきなのかというのは非常に重要です。

 この解釈によって、吃音が改善されたり、悪化したりするのが決まってきます。

 この解釈の方法っていうのは「悪いことがあっても、ポジティブに考えろ!」みたいな気合いとか根性論ではなく、テクニック・スキルです。このスキルが身につけば、時間とともに吃音が改善されることが期待できます。

自己嫌悪は最悪

 一番よくあることですが、吃音がうまく話せなかった時に「自分はダメだ。。。」というのは一番ダメです。自己嫌悪をする習慣があるとどんどん吃音がひどくなる可能性があります。

 しかし、自己嫌悪してしまう気持ちはすごくわかります。一瞬の感情のコントロールはなかなか難しいですよね。少しずつでもテクニックを身につけて、上手く話せなかったとしてもポジティブな思考ができるようにしていきましょう。

自己嫌悪で脳に起こること

 自己嫌悪をしてはいけない理由を解説していきます。自己嫌悪をする最大のデメリットは「脳の構造が変わる」ことです。

 「脳の構造が変わる」といっても物理的に頭の形が変形するわけではなりません。頭の中の思考回路が変わります。

 少しだけ、脳の仕組みを紹介しておく必要がありますね。人の記憶であったり、感情であったりといった情報がどうやって保存されているのかを理解しないといけません。

 脳が情報を保存するのは「脳の神経とニューロンのつながり」によって情報が保存されます。

 例えば、学校での勉強を思い出すとわかりやすいと思います。学校で算数の「九九」を暗記するとします。「九九」を覚える時は初めはすぐに忘れてしまいます。でも何回も繰り返すことで脳に定着しますよね。

 これは「九九」を繰り返して覚えることで「九九」の情報が保存されている脳の思考回路が太くなります。思考回路が太くなればなるほど、意識をせずに思い出すことができます。

歯磨きが無意識にできる理由

 この「思考回路を太くすることで無意識に思い出せる」というのは記憶に限ったことではありません。

 例えば「歯磨き」。歯磨きの仕方を忘れたなんて人は多分いないでしょう。これも長年繰り返したことで脳に「歯磨きの手順」という情報が定着して無意識に行動するこができます。

 つまり、何回も繰り返したり、強い感情が起こることでその情報を保存した脳の思考回路が太くなり、より意識しなくても再現できるようになります。

無意識に「できない状況」を
再現していまう

 もし、「上手く話せなかった」という感情やイメージが繰り返されると、その情報を保存しているネガティブな脳の思考回路が太くなってしまいます。

 よくない情報の思考回路が太くなればなるほど無意識でその情報や感情が再現されてしまいます。

 具体的な場面で説明すると、「電話で上手く話せなかった」とします。この時に、自己嫌悪で失敗した感情やイメージを強く反省してしまうと、次も電話にでる時に、失敗した時と同じ情報が引き出されてしまいます。

 例えば、電話にでた時のドキドキした感じ、第一声がうまく話せるかという不安、受話器を持つ手の震え方や口の渇き方、などが情報として再現されます。

 結果的に、また上手く話すことができなかったという感じると、さらにネガティブな脳の思考回路が強くなります。

 これを繰り返すことでネガティブな思考回路がどんどん強くなっていき悪循環に陥ります。こうなると最悪です。なかなか抜け出すことができません。

ポジティブな思考は
どうやってイメージするべきか

 ここまで読んでくれた人なら、自己嫌悪で吃音が悪化する理由を理解してもらえたと思います。では、どうするべきかというと「ポジティブな思考」を繰り返すことでポジティブな思考回路を太くする必要があります。

 でも、「上手く話せなかった」という事実がある中で、無理やり「ポジティブな思考をしないと!」と思って、心ではネガティブなのに意識だけポジティブにしても効果は薄いと思います。

 そんなときのテクニックとして、「最悪だった過去の自分と比較する」というテクニックがあります。

 もし、上手く話せなかったとしても、もっと細かく見てみるときっと「上手くいった部分」「上手くいかなった部分」があると思います。

 その「上手くいった部分」にフォーカスをあてることで「最悪だった時と比べると、結構できたかも」というポジティブな思考をするのがオススメです。この感情は上辺の感情ではなく、心の底から「自分は良くなってる」と思えないと意味がないのでそこだけが注意点ですね。

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