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「吃音は治る」と信じないと改善しない脳の仕組み

吃音
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 今のあなたは「吃音は改善できる」信じていますか?

 過去に何か吃音治療にチャンレジして吃音が軽減した経験がある人は「ちゃんと治療すれば改善できるでしょ!」と思っているかもしれません。

 逆に、吃音治療に詳しくなかったり、過去の吃音治療をしたけどあまり成果が実感できなかった人は、「吃音は治らないものだ。。。」と思っているかもしれません。

 吃音を改善するには「吃音は改善する」と信じる必要があります。

 ちょっとスピリチュアル的な怪しさがありますが、脳の仕組みを知るとこれが理解できます。

 ポジティブ思考とネガティブ思考がありますが、おそらく大半の人はネガティブ思考だと思います。

 ポジティブ思考とネガティブ思考できっとそれぞれ良さがあると思いますが、吃音治療に関しては「吃音は改善する」と信じることが必要理由を解説します。

ネガティブ思考の最大の問題点

 ネガティブ思考の最大の原因は「ネガティブな情報のみをひろうこと」です。

 一般的に「引き寄せの法則」なんて言われてますね。

 引き寄せの法則っていうのは、例えば、自分が妊娠をすると、それまで気にもしなかったけど、日常の中で妊婦の人ばかりが目に留まるというものです。

 つまり、強く意識しているものの情報が集まりやすいという法則です。ネガティブな思考をしていると、ネガティブな情報ばかりが目に入ります。

 それこそ「吃音は治らない」と信じている人は、たくさんの情報の中から吃音は治らないという情報だけを脳に送ります。

 そして「ほら、やっぱり吃音は治らないんだ」と確信を強めます。でも、「引き寄せの法則」っていうのは少し抽象的なので、今回はもっと脳科学的に解説をします。

「RAS」という脳の仕組み

 脳には「RAS(網様体賦活系)」というシステムがあります。このRASというシステムは脳に入ってくる情報を仕分けするような機能です。

 大脳新皮質で処理される情報、五感で言えば「視覚」「聴覚」「触覚」(「嗅覚」「味覚」は別)の3つの情報は全てこのRASというシステムによって情報が取捨選択されて、必要な情報のみが脳に届くようになっています。

 そのRASによって選ばれた情報だけが脳に届くので、人の思考や行動や意欲などをコントロールしてる部分がRASであるとも言えます。

 RASで情報が仕分けをされて脳に届くのは、全体の情報のわずか0.0001%と言われています。

 確かに、今日の1日を振り返って記憶に残っていることは、ごくわずかの自分に関係してることだけです。

 自分の前を走っていた車のナンバー、電車で正面にいた人の服の色、ネットに出ていた広告のような自分が興味ないものは、確かに見たはずなのに記憶に残っていません。

RASは「信じること」のみ確信を深める

 RASの機能は「信じていること・考えていること」の情報を日常の数ある情報からかき集めるという機能を果たしています。

 ここで間違えてはいけないのは「情報によって、信じることができる」のではなく、「信じるから、その情報が集まる」ということです。

 普通は、根拠によって確信を深めると思いますが、実際はその逆で、信じているからより確信につながる情報を得ることができる。というわけです。

吃音治療でもこれはめちゃくちゃ大事

 吃音治療においても、何を信じているかという思考はかなり大事です。

 吃音症状がひどい人であっても、単語にわけると、半分以上はスラスラ話すことができます。

 文章の1文字目が詰まってしまったり、固有名詞が詰まったりすることが多いですが、それでも、100%ではないと思います。苦手と思っている固有名詞でも10回話すと1回くらいは偶然にスムーズに話すことができることもあります。

 でも、多くの人は「上手く言えなかったこと」焦点を当てます。

 例えば、半年前の自分は7割がスラスラ話すことができていて、3割程度が言いづらいとします。でも、今の自分は8割がスラスラ話すことができて、2割が詰まるとします。

 ほとんど人は「まだ、上手く話せない」と思います。でも、僕は「昔より、スラスラ話せる気がするなー」って思います。

 吃音治療においてどこに焦点を当てるのかはめちゃくちゃ大事です。「上手く言えなかった部分」に焦点をあてる思考の習慣がある人は成果はでにくいです。

 逆に、「上手く話せた」部分に焦点を当てることができる人は成果が出やすいです。

 でも、いきなり「信じることを変えることができるのか」という疑問があります。この対策について紹介します。

「信じるチカラ」をコントロールする方法

 今までのことを少しまとめます。

 脳のRASの仕組みを理解すれば「根拠 → 信じる」ではなくて、「信じる → 根拠」の順番であることがわかる。

 逆に、「吃音は改善しない」と信じてる人は「改善しない」に関連する情報だけを脳に入ってくるようになるのでNG。

 「吃音は改善できると信じる」ということは大事というのは理解してもらえれたと思うのですが、ここで一人疑問が浮かびます。

 「何も根拠なく、信じるってできるの?」

 何もせず、今まで信じていたものを変えるのは難しいです。例えば、中学受験はした方がいいか、しない方がいいか。お金と愛はどちらが大事か。持ち家がいいのか賃貸がいいのか。

 上のような「どっちがいいのか論争」で自分がどっちかの意見をもっていたとします。これを「逆の意見に変えて!」って言われていきなり変えることは難しいですよね。

 そのためには何をするべきか。僕は情報収集だと思います。

 まず、いきなり信じなくてもいい。疑いながらも情報収集をしてみるということが大事です。

 吃音治療においては「吃音って治るのかな。。。」と少し疑いがあるとします。でも、もし吃音が改善した事例を100例くらい見せられたら、少しは「あ、治るのかも」って思いますよね。

 他にも、実際に治療をして吃音が治った人と話をして、体験談を聞かせてもらうと、信じないわけにはいきませんよね。

 こんな感じで、まずは疑いながらも情報収集をして、信じることを始めてください。そして、少しずつ信じることができれば、あとはRASの機能がその意見を勝手に確信に変える情報を自動でインプットしてくれます。

 つまり、『情報収集する → 信じる → 確信する』っていうのが正しい流れになります。

吃音治療でサポートが必要な理由もコレ

 僕は吃音治療のオンラインサポートをしていますが、サポートは必須だと思っています。その理由もこの「信じるチカラ」と関係しています。

  ちなみに、吃音治療だけじゃなく、勉強やダイエット、英会話など全てにおいて初心者ほどサポートが必要です。

 この理由は簡単で「初心者ほど確信が薄いから」です。

 吃音治療を始めて取り組む人は、まだ成果を出した経験がないことが多いです。なので、「信じているけど、本当に成果でるかな」という気持ちがあります。

 吃音治療は、めちゃくちゃ吃音治療を頑張ってもすぐに成果がでないこともあります。この時にサポートがあれば「大丈夫!」と言ってもらえますが、サポートがないと挫折をしてしまいます。

 逆に、例えば、過去に吃音の症状が強くて、治療によって改善することができたという成功体験のある人がいたとします。

 もし、この人の吃音が悪化した場合はサポートは必要ないかもしれません。過去に成功体験があるので、「こうすれば改善できる」という確信あれば、すぐに成果がでなくても、挫折の可能性は少ないです。

 信頼している人にサポートしてもらうことで、いい意味で説得されることが大事です。

 もし、吃音を治したいけど、本当に改善できるか、わからないという人はまずは「信じるチカラ」をコントロールできるようしてみるのがオススメです。

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