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吃音を治すための「治療法」にこだわる人の末路

吃音
この記事は約4分で読めます。

 僕は「吃音治療って何から始めたらいいの…」って人には、まず「シャドーイング」を紹介しています。

 でも、一番間違ってほしくないのが『治療法にこわだること』です。

 新しい治療法がでた!最新の治療法だ!って聞くと「なんか効果ありそう!」って思うのはわかります。

 吃音を早く治したい!って人にとっては、希望の光というか、藁をもすがる気持ちで期待しますよね。

 でも、こんな感じで治療法にこだわり続ける人の吃音の改善はかなり難しいです。

 この記事では、その理由を解説して、何に焦点をあてていくことが吃音治療の最短ルートなのか?を紹介します。

 あ、シャドーイングを勧める具体的な理由はこの記事ではあまり紹介できないと思うので、また別に機会ですね。

「シャドーイングを勧める理由」の前にもっと大事なこと

 僕は、吃音治療で何をしたらいいかわからない人には、まず『シャドーイング』を勧めています。

 でも、多くの人は「なぜ、シャドーイングを勧めているか」を理解していません。

 初めはそれでも全然問題ありませんが、いずれは「シャドーイングは、○○な部分で○○という効果が期待できるからいいんだな!」と理解していかないといけません。

 これは、いずれ必須になると思いますので、頭の入れておいてほしいです。

「吃音の仕組み」を知らないと何も始まらない

 シャドーイングの何がいいのか?を説明するには「吃音の仕組み」を知っている前提になってきますよね。

 逆に、吃音の仕組みをちゃんと論理だてて、説明できない人が、オススメの治療法を紹介する。

 これは、ちょっとしたペテンだと思います。

 例えるなら、、、、ダイエットで「痩せる仕組み」を理解していないけど「とりあえず朝バナナダイエットだ!」って言ってるようなものです。

 そういえば、今は朝バナナダイエットってほとんど見なくなりましたね。。。

多くの人の吃音が改善しない理由

 吃音ってなかなか改善しないって言いますよね。この理由はいくつか思い当たるのですが、最大の理由はたぶんこれだろうな~と思っています。

 つまり、「吃音と治療法の因果関係を理解してない」ことです。

 僕が吃音について調べた時は、多分、みんなと同じように「どんな治療法があるのかな?」と調べることから始まりました。

 でも、それと同時に「なんで、この治療法で治るん?」って部分は説明されてないことが多くて、めちゃくちゃモヤモヤした記憶があります。

 僕は「吃音治療マニュアル」を作った時に、心がけてた最大のポイントもここになります。

 治療法ではなく、「なぜ、吃音になるのか?」「何を改善したら吃音が改善できるのか?」の部分です。

 正直、この部分は少し難しいです。1つの記事で書ききれるものではありません。でも、この本質部分がわかれば、治療法の選び方・何を気をつけて日々過ごせばいいか。なんてことも、すぐにわかるようになります。

「吃音の仕組み」→「治療意図」→「治療法」

 吃音を改善する王道ルートは、「吃音の仕組み」を知って「治療意図」を導く。そして、その治療意図に合う「治療法」を実践する。」です。

 この順番になります。上の文章はめちゃくちゃ大事です。

「治療法ありき」で吃音治療に取り組む人の末路

 でも、治療法ありきで吃音治療をすすめると、しばらく経ってから「この治療って何をしてるんだっけ??」と、ふと、感じるようになります。

 そこの答えが自分の納得できるものでなければ、虚無感というか虚しさが一気にこみ上げてきます。

 その状態で、吃音治療を続けられるはずがありません。。。

シャドーイングをしながら「吃音の仕組み」を学ぶ

 「治療法」は大事じゃない。といいながらも「シャドーイング」という方法を紹介しました。

 本当は、こんな感じでまず治療法を紹介するのはあまりよくありません。

 でも、吃音治療をする時に「じゃぁ、まず、吃音の仕組みから学びましょう!」っていうのは面倒じゃないですか?

 だから、王道ルートからは外れますが、「シャドーイングをしながら「吃音の仕組み」を勉強してください」ってスタイルにしています。

少し改善しても勉強を怠るな!

 シャドーイングは、僕が吃音を勉強した結果、第一歩として一番使える!と思った方法なので、何も考えずにただシャドーイングを繰り返すだけでも、吃音が改善することもあります。

 でも、それはあくまで偶然です。

 結果がでても、なぜ結果がでたのか?を理解できないと、再発の心配があったり、さらに深い改善は期待できません。

 なので、もし、シャドーイングを続けることで「少し吃音が改善した」と感じても、吃音をより深く知るための勉強は続けていかないといけません。

 

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