昔、僕がした吃音治療で失敗した話をしてみます。
吃音に悩む人はにはいち早く吃音治療をして、スラスラ話せる自分になってほしいなーって思います。たくさんの人をユーモアたっぷりの話で楽しませたり、自分の話でたくさんの人が喜んでくれるっていうのは嬉しいです。
でも、吃音治療の方法は「これをすれば、絶対よくなる!」っていうものはないので、きっと一度はあれやこれやと工夫をして話してみたりしたはず。
僕もたくさん経験があります。少し低い声で話してみたり、歌うように話してみたり、リズムよく話してみたり、ハキハキ話してみたり、、
これが失敗でした。。。今なって思うのは知識のない状態で感覚に頼ったオリジナルの工夫っていうのはちょっと間違った判断だったと思います。
どうにかして、スラスラ話したいから工夫をするという気持ちはわかります。でも、僕が経験したことを一つの参考にしてみてほしいです。
昔の僕が「どうすればスラスラ話せるんだろう。。。」と思っていろいろ試した方法は「なんとなくいろいろ変えてやってみた」っていう根拠がない思いつきの工夫でした。
結果的に、全部上手くいかなかったです。いろいろ試してみて上手くいった人は0に近いんじゃないかなと思ってます。
何も知識がない状態でいろいろオリジナリティを出して試すのは、めちゃくちゃ効率悪いです。
もし、小学2年生の野球を始めたての子供が「こっちの方がバットを振りやすいよ」って言って、今まで見たことのないような斬新なフォームでバットを振り始めたらどう思いますか?
おしゃれの知識がない人が、原色の5種類服を組み合わせてめちゃくちゃ派手なオリジナリティある服装で登場したらどうしますか?
きっと、みんな「まずは基本だろ。。」って思いますよね。
吃音治療についてもこれは同じ。知識がない状態で工夫するのは原色5色の服を「どう、組み合わせたらいいかな?」って一生懸命考えるようなものです。
吃音治療においての基本って何?って言われると「調べる・情報収集」です。吃音治療が確立してないといいつつも、過去に偉い人がたくさん研究してくれてたり、本が出版されていたります。
まずは、そういう「情報」をひたすら集めることが大事です。
情報を集めてみると玉石混合にはなりますが、それは仕方ないありません。「うわ!全然知らんかった!めちゃくちゃ参考になるー」って情報もあれば、「せっかくお金だして買った本やのに、中身ペラペラ。。。」ってこともあります。
情報を集めるにはコストも必要だったりします。コストっていうのは、時間だったり、お金だったりを総合的に「コスト」とします。でも、これをケチるのはナンセンスです。
当然ですが、コストを払うほど質のいい情報であることが多いです。逆に、コストをかけずに、ネットで拾った情報はよくあるペラペラな情報で役に立たないってこともたくさんあります。
例えば、吃音の本であれば1冊1000~3000円くらいだと思います。めちゃくちゃ時間をかけて研究してくれたまとめてくれた研究結果が3000円で手に入るのはかなり割安です。
無料のネットの情報や有料の本や記事を含めて、まずはたくさんの情報を集めてみるのがオススメです。