今回は、音読や発表の前にするべき対策について紹介します。
僕の結論は「文章のリズムを耳でコピーしておく」です。これだけ聞いても、どうゆうこと?って感じるかもしれませんね。なので、そう考える理由とポイント。僕の経験談を紹介しますね。
その違いはなんだ?
吃音で悩む人は言葉に詰まってしまうけど、歌はスラスラ歌える。これは、あるあるですよね。
これだけではなくもう少し「なぜ?」を深く理解してみるとヒントがわかります。歌以外のよくある現象を見てみましょう。
とかですかね。共通していることは『話すこと以外に意識がむいている』だと思います。
こんな感じで『話すこと以外に意識がむく』と割とスラスラ言葉がでます。
たまに、ミュージカルみたいに歌うように話せ!って人がいますが、現実の友達との会話を歌うように話すのはめちゃくちゃ非現実的です。変な人になります。
練習として「リズムがつくと言葉がでる」と理解するためにするのはいいと思いますが…。
では、どうするか?言葉のリズムっていうのは歌だけにあるのではないです。普段の会話にもリズムはあります。
そうだな…例えば、早口言葉で「生麦生米生卵」という言葉がありますよね。これを2つのパターンで読んでみてください。
多くの人は、②の読み方が口が緊張せずに読めたはず。これはリズムを印象づけたので、無意識にリズムに意識をむけたことで「話す」ことの緊張が減ったと考えられます。
こんな感じで、リズムは歌だけではなく、普通の会話や発表・発言にもあります。
もし、学校や会社のプレゼンのような場面で読む文章が決まっているのであれば、練習の段階でリズムを耳のコピーさせておけば、言葉が詰まりにくくなります。
リズムを耳にコピーさせる?
事前に読む文章が決まっているなら、練習の段階でリズムを耳にコピーすれば言葉が詰まりにくくなるとお伝えしました。
耳にコピーさせる方法にはこんな方法がオススメです。
という方法がオススメです。
僕は①の独り言で繰り返し練習して耳にコピーさせる方法を選んでいました。独り言でコピーして、次に独り言を言わなくても、頭の中でリズムを再現できるかチェックしていました。
今でも、緊張する前には、小さく独り言でリズムを耳にコピーさせています。
緊張する場面に慣れる
ある程度、リズムを意識して練習すると、慣れてくるのでスラスラいえるようになってきます。
でも、問題は緊張すると頭が真っ白になってリズムがとんでしまいます。だから、本番の前に敢えて緊張する場面をつくってリズムを意識して発表できるか試します。
緊張する場面の作り方としてはこんな感じ…
一人では、スラスラ発表できてたはずなのに、レベルが上がると緊張がどうしてもはいってきて「話す」に意識が向いてしまいがちです。なので、慣れるまで練習してみてください。
練習でできないことはなかなか本番ではできません。まずは、練習でできるようになっておくと、自信にもつながって緊張もしにくくなります。
僕の場合は、上手く話せる!って自信がついたら少しだけ発表が楽しみになったりもしたので、そこまで練習できればベストですね。
僕も学生の時は、吃音が嫌で、発表は地獄でした。本読みとか席の順番だったりするので、「あ、明日は僕だ…」ってわかったら、次の日は仮病で休んだりもしました。もう、本当に嫌でした。
でも、練習してみて、発表の時に完全にスラスラ言えなくても、ちょっと詰まる回数減ったかも!って思えたならそれだけでも割と良かった!って思えるので、準備をしてしっかり練習してみてくださいね。